からだの違いは千差万別

今日からヨガインストラクター養成のアドバンスコースを受講しています。
ベーシックコースの内容をさらに深め、実技やアジャストメント(ポーズの理解を深めていくことを助け、その意味や目的に心やからだを通して気づいてもらうよう導くこと)を中心に学んで行く講座です。

今日の講座の中で、とても印象深かったのは、同じポーズをとる際に痛みやキツさを感じる部位が人によってバラバラであったということです。受講生7名が一斉に前屈をしてみたのですが、太ももの裏が痛い方もいれば、ふくらはぎの裏が痛い、膝の裏が痛い、とそれぞれ。からだの違いもそうですが、精神面でも初めての方と何度もレッスンを受けて慣れている方とでは全然違うもので、全てにおいて「こうすればこうなる」はひとつではなく、その人にあったアジャストをしなければいけない、全員に同じアジャストをしてはいけないということを改めて学び、実感しました。

また、「察知する」ということも重要で、たくさんの生徒さんをよく観察してよく知ること、そのためにはもっともっと「人間のからだの仕組み」を知らなければならない、たくさん触れてたくさん感じることが必要だなと思いました。

自分が触ることで痛みや苦しみを与えてしまったらどうしよう・・・という迷いや恐れはどうしてもあるのだけれど、そこはもう慣れるしかないのだと。とにかく経験を積むこと、ですね。

セラピストの心得「四無量心」

タイマッサージセラピストの心得として「四無量心(しむりょうしん)を持ってクライアントに接すること」というのがあります。
四無量心とは「慈・悲・喜・捨(じひきしゃ)」の4つの心のことです。これらは元々、ブッダが皆に伝えた「人なら誰もが持つべき心」であり、タイマッサージ特有のものというわけではありません。仏教国であるタイでは、こういった奉仕の精神を仏道を通して教えられ、タイマッサージを営利主義から守ってきたのです。

  • 「慈(じ)」・・・相手に楽を与えたい心
  • 「悲(ひ)」・・・相手の苦をとりのぞいてあげたい心
  • 「喜(き)」・・・楽が与えられ、苦が取り除かれた状態を喜ぶ心
  • 「捨(しゃ)」・・・楽を与えてあげた、苦を取り除いてあげたということに執着しない心

タイマッサージ道とは、いわば「四無量心を育てる道」と言っても過言ではありません。利益のためではなく、単にその人を癒したい、楽にしたい、と願う気持ちが、効果を高め真に人を癒せるのではないか、と沁み沁み思う今日この頃です。

Let’s do ラジヨガ体操♪


↑昨年秋に取材していただきました!!

昨年の夏、ケン・ハラクマ先生の「ラジヨガ体操」指導資格を習得しました。

「ラジオ体操第一」と同じ約4分間でヨガの13ポーズを、軽やかな音楽に合わせてとっていくというもので、簡単だけれどもしっかりとストレッチや筋トレ要素が含まれているので運動量もなかなかのものです。

ヨガマットは不要で、ヨガをしたことがない方でも気軽に参加できるし、とても面白い内容だったので、紹介を含めてちょっとしたイベントを開催しました。

私の地元にあるコミュニティセンターの広いスポーツルームをお借りして、20名程の方が集まってくださいました。年齢層も幅広く、初めての方ばかりでしたので多少の緊張はあったものの、真剣に取り組んでくださったことを思い出します。(60代の母も友人を誘って参加してくれました。^^)

最後の方は、みなさん少しだけ汗ばんで息切れしていましたが(笑)、笑顔で楽しそうでした。終わった後は、スッキリ顔。音楽に合わせて、全てのポーズをとっていくことができた「達成感」も味わうことができたのではないでしょうか。また、趣味でスポーツをされている方はよくご存知かと思いますが、大勢の人たちと一緒に身体を動かすというだけで、なんだか楽しくてストレス発散になるんですよね。

これから益々暖かくなってきますが、暖かくなると元気になって、なんだか身体を動かしたい!という衝動に駆られます。ですが冬の間に固まってしまった筋肉を突然激しい運動で刺激すれば、ぎっくり腰になったり肉離れをおこしたりと危険です。
少しずつ身体を動かして、慣れさせていきましょう。

ラジヨガ体操指導60分(10名様より)

お1人様 1レッスン(60分)・・・700円(ヨガマット不要)
※生涯学習センターや公民館などの場所代は参加グループでのご負担となります。

【ラジヨガについて】

ラジヨガイメージ

日本におけるアシュタンガヨガの第一人者ケン・ハラクマ先生が、「ラジヨガ」を考案!「ラジヨガ」とは、ラジオ体操のように世代性別を問わず、誰でも・気軽に・楽しくヨガができるようにと、ヨガの要素と効果を4分間・13ポーズに集約させたものです。ヨガを初めてみたいけれど本格的にはなかなか・・・という方におススメです♪

ひとつひとつのポーズをじっくりと指導し、最後は音楽に合わせながら、全てのポーズを通していきます。
※当講師は、IYCによるラジヨガ講師養成講座を修了しています。

マッサージと冷え

タイマッサージ、様々な方に練習をさせてもらっています。
実践あるのみ。練習は裏切らない、ですからね。いつも真剣です。
モデルになってくださっている方々も真剣に感想やご意見をくださるので、とても嬉しいです。

さて、私は元々かなりの冷え性だったのですが、ヨガを始めてから随分改善されました。
また、毎日お風呂は湯船にゆっくりと浸かって身体を温めるようにしています。冬の寒い時期は朝晩と一日二回は浸かるようにしていました。さらにレッグウォーマーは必需品で、毎日必ず着けるようにしています。

そんな私ですが、マッサージをしている間に足先のみ冷たくなっていきます。
足技を使う時に受け手の方が「ひんやり」を感じてしまうというのは、残念なことです。

手からはエネルギーが放出されているので温かいようなのですが、同じように足からエネルギーを放出するにはどうしたらいいのでしょう・・・?^^;

何かいい方法はないか模索中です。

桜花、咲いて散るは、諸行無常

今日は、昨日までの寒さも和らいでとても暖かい日でしたね。
午前中のレッスンの後に、近所の公園で生徒さんたちと綺麗に咲いた桜を見ながらランチをしました。

今年の桜は、本当に開花が早かったですね。今週か来週中には、いよいよ花も散り、葉桜となってしまうでしょう。桜の花を楽しめるのもほんの一瞬。だからこそ、天気の良い日には惜しみなく外出をして、春の匂いと美しい花の色を楽しみたいものです。

いつか散ってしまうからこそ、咲くのを楽しみにし、美しいと感じ、散りゆく姿に憂いを感じるのでしょう。

桜の花が咲いて散るように、人生も、人の心も、自然も、この世のものは全て移り変わるもの。「諸行無常」という言葉がありますね。全ての物事は常に川の流れのように、そのままとどまることをせず、変化し続けるものであるということです。終わりがあるから、その生を大切にしたいと思う。より良く生きたいと思う。ですが、人生は楽しいことばかりではありませんよね。苦しいこともたくさんあります。

いかなる変化があろうとも、慌てず、騒がず、スッと受け入れて正しく生きて行くことで「苦(生・老・病・死)」から離れることができると言われています。
ヨガは、そういう生き方をするための方法のひとつとして大昔に生まれ、現代にまで受け継がれてきたのです。もちろん、その目的のためにヨガをしている人ばかりではありませんが、そもそも、ヨガとはそういうものなのです。

ですから何も考えずにヨガの実践を行っていたとしても、遅かれ早かれ、素敵な日々を送れるようになる。少なくとも私はそれを日々実感しています。

桜が散ったら、今度は青々とした葉が風に揺れ、太陽の光が燦々と降り注ぐ元気な季節がやってきます。
なんだかパッとしないなーという毎日をお過ごしのあなた。自然の大きなエネルギーを借りて、新しい生活にヨガを取り入れてみませんか?

タイ古式マッサージの効能

「タイ古式マッサージって痛いの?」

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もちろん、施術者によっては「痛いのが気持ち良い 」と思っている人もいて、ゴリゴリとツボを押して受け手が「イタイ、イタイ、痛い〜〜!!」と叫ぶのを見てニンマリ・・・としていることもありますが、「タイ古式マッサージ=痛い」ではありません。

私も痛いのは苦手で、自分の気持ちよいと感じるレベルを超えた痛みがあると、もっと弱く、、、と言います。お金を払ってマッサージを受けているのに、我慢して不快な思いをし続ける必要はありません。むしろ我慢をするのはストレスになりますから、良くありませんよね。

さて、ここでタイ古式マッサージの効能について少し述べたいと思います。

タイ古式マッサージの効能

■器官系

胃弱・慢性胃炎・便秘・下痢・食欲不振・体力増強・老化防止・風邪の予防・高血圧・低血圧・貧血・血行障害・冷え性・生理不順・不妊症・ぜんそく・アレルギー

■体の凝り、疲れや痛み

筋肉痛・腰痛・肩こり・眼精疲労・首や背中の凝り・リウマチ・膝の痛み・足のつり・足の疲れ凝り・疲れによる全身のだるさ

■美容系

肥満防止・太りすぎ・お腹を引っ込める・腹部の贅肉をとる・ウエストラインを美しくする ・足のむくみをとる・脚の線を美しくする・ 肌の新陳代謝促進・しわの減少

■精神系

不眠症・ヒステリー・興奮を静める・イライラの解放

このように、身体の内外だけでなく精神的な部分にまで効果が及ぶ素晴らしいマッサージです。
ヨガと同じように、呼吸に合わせた身体のストレッチも含みますのでその効果については納得です。
また、人体には「セン」と呼ばれるエネルギーラインがあり、センを刺激することによって、気の流れ、血流、神経の流れを促し、本来持っている治癒力やエネルギーを回復させることができると言われています。

私がタイマッサージってすごい!と思ったのは、マッサージ好きでよく様々なお店に通っている主人の紹介で、10年以上タイマッサージをされている方のマッサージを受けたときでした。それはもう衝撃でした。
本来、2〜3時間かけてじっくり行うマッサージなのですが、その時は60分の短時間でした。それでも十分に効果を感じることができました。とにかく、「気持ちイイ〜!!!」

そして、この気持ちよさをたくさんの人に味わってもらいたい!と思ったのでした。そのようになるためには、たくさんの人の身体を触って、たくさん練習すること。
「目指せ!100人切り!!」ということで頑張りまーす♡

「医学の父」シヴァガ・コーマラパット(Shivago Komarapat)

シヴァガ・コーマラパットは、ブッダが生きた時代(2500年前)に、マガダ国のビンビサーラ王の主治医として、またブッダを中心に弟子たちによって形成された仏教徒集団”サンガ”の筆頭医師として活躍したと言われています。

タイマッサージは、元を辿れば、シヴァガ・コーマラパットの霊感によって導きだされた技術で、仏教の僧侶たちが病気を治すためのマッサージとして多くの人たちに伝えてきたものだったのです。さらに、インドからタイに移り住んだ僧侶たちが仏教とともにその技術を伝え、様々な進化を遂げながら長い年月を経て現代の「タイ古式マッサージ」となったと言われています。

ですから、タイマッサージの生みの親はシヴァガ・コーマラパット(通称:シバゴ)であり、ブッダの教えと深い関係があります。タイマッサージを施す人は、施術の前後にワイクルー(胸の前で合掌、彼に感謝の祈りを捧げ、彼が自分たちの身体を通して人々を癒すことができますようにと祈る)を行いますが、それは仏教の僧侶たちが伝えてきた名残と言って良いでしょう。

このマッサージのことを学べば学ぶ程、たくさんの人を癒したいという気持ちが強くなってきました。ご希望があれば、ヨガのレッスンの後にでもゆっくり時間をとって、マッサージをしたいと思っていますので、どうぞご遠慮なくお申し出ください。

カリスマ、仏陀。

Wat Chedi Luang(ワット・チェディ・ルアン)の涅槃仏
Wat Chedi Luang(ワット・チェディ・ルアン)の涅槃仏

タイ人の95%が仏教徒だそうです。

宗教というのは、とてもややこしいところがあると思うのですが、「信仰」という行為に振り回されなければとても便利なツールだと思います。

そもそも、人間が感情や過去や自分の周りに起こる出来事に振り回されずに、心を自ら統御できるのであれば、「神」や「仏」や「宗教」などというものは存在しなかっただろうと思います。ですが、人間はどんどん鈍くなっていき、そういったツールがなければ心を統御できないようになってしまったのです。

仏陀(釈迦、ゴータマ・シッダールタ)は自分の説法の中で、唯一神の存在を認めてはおらず、信仰対象に執着せず、自分(ブッダ)の言葉にすら執着してはいけないよ、と言っています。それはつまり、自分の教えは「宗教」ではなく、心を自ら制御するトレーニングメソッドであるので、自分を神や仏のように崇めるというのは違うということなのです。

私はこの言葉にとても感銘を受けました。私がヨガやタイマッサージに深い興味を抱いたのも、心を統御するトレーニングをしたかったからなのですから・・・。それ以来、ブッダは私にとってもカリスマ的存在になったのです。

それでも現代では、ブッダは多くの弟子やファンから神格化され 、タイでも多くの寺院で崇められています。チェンマイにもどこかしこに寺院があり、金ピカの仏像がたくさんあります。それは仕方の無いことかもしれませんね。なぜなら先述の通り、そういうものがなければ人は自分の心を統御できないからです。

ちなみに、私がタイで訪れた寺院の中で一番のお気に入りは、Wat Inthrawatというところです。街から少し離れた静かな場所にあって、質素で素敵な寺院でした。唯一もう一度訪れたいと思うお寺でした。

束の間の静けさ

ママたちのヨガレッスンに、連れて来られるお子様たちの成長を見るのもまた楽しみのひとつです。小さければ小さいほど、その著しい成長を感じますね。私には子供がいませんので、間接的に「こども」の成長というものがどんなものかを感じさせてもらっています。

レッスンをはじめた当初は、なかなか慣れずにママにくっついて離れなかった小さなおにいちゃん。別のママの小さな姫が、近づいてくると怯えて泣いていました。前回までは。なのにこの日はなんと、二人で静かに遊んでいるではないですか。なんだか嬉しくて思わずパシャリ。その間、ママたちはゆったりとシャバーサナができました。

ヨガスタジオなどでレッスンを受ける場合、60分間ずっと静かに集中することができるでしょうが、お子様と一緒のレッスンでは、なかなかそうもいきません。ですから束の間の静けさと言ってもいいでしょう。ですが、それでさえもママたちにとっては心を休める大切な時間・・・。

「皆さんの今日一日が安らかでありますように」

そう思いながら、タイのお寺で新調したティンシャをチーンと三回鳴らして、日々のストレスを癒し空気を浄化するお手伝いをさせていただきました。

タイマッサージを習う

そもそも、なぜタイマッサージ?というところだと思いますが、日本でもよく「タイ古式マッサージ」と称されているタイマッサージは「タイヨガマッサージ」とも呼ばれ、ヨガと実に深い関わりがあるのです。

■タイ古式マッサージとは
  • ヌアットラチャサムナック・・・通称ロイヤル(王室)マッサージ → 手のみを使い、手の長さだけ離れて施術しなければならない等制限が多い。
  • ヌアットチャルーイサック・・・通称フォーク(民間)マッサージ → 通常私たちが受けているマッサージはこちらの方で、手、肘、膝、足などを使い、受け手と密着して行うことができる。また南タイ式(ワットポー)と北タイ式(オールドメディスンホスピタル)に分かれているが、受けた人が何となく違う・・・と思ってそのように言い分けただけで、流派などというものではなく、内容もそれほど違いはない。
    ※指圧の他にストレッチやひねりのような、からだ全体を動かすような手技スタイルが特徴。

私が習ったのは、後者のフォークマッサージです。受け手の身体をダイナミックに動かしてストレッチを加える手技なんかは、言ってみれば「二人でするヨガ」。

さらに、呼吸を合わせ深いリラックス状態に導く・・・。マッサージをする側も深い瞑想状態に入っていく・・・。

また、マッサージの最初と最後には「ワイ」といって、胸の前で手を合わせ拝むような形でマッサージの師と受け手と自分とその空間に対して祈りを捧げます。ヨガの前にチャンティングをするように、タイマッサージを行う前にも、師に対する感謝と受け手に安らぎを与えられるように祈るチャンティングを行います。

そして、癒しや安らぎ、健康を求める人を心身ともに助けてくれます。

そういった意味でも、ヨガと同様にタイマッサージに対して強い興味と好奇心を持ったわけであります。