「体の痛み」はアシュタンガヨガの練習に必要不可欠!

今朝のマイソールクラスの時、ある生徒さんが「パドマーサナ(蓮華座)を組むと右足が痛いので、今日はあまり動かず呼吸だけでもいいですか?」という質問がありました。

とてもいい質問だなあ〜と思いまして、今日はこの「痛み」についてお話ししてみたいと思います。

今日の生徒さんには、詳しい状態を聞いた上で「もちろん、それでも良いですが、いつもの練習をできる範囲でやってみるというのも良い練習になりますよ」とお答えしました。

結果、「やってみたら大丈夫でした〜!」ということだったので、ホッとしました。

もし、体のどこかに常に痛みを感じている(炎症を起こしている時など)ならいつもの練習をお休みして、マットを敷いて座り、呼吸を5〜10分くらいするのも良いでしょう。しっかり休むことも大切です。

そこは、自分の体と心をしっかり観察して、やりたくない!と感じたら休んでくださいね。痛みはあるけどやれそうだな、ちょっとやってみようかな、と感じているなら、無理のない程度でやってみてください。


さて、「痛み」というのは、軽微なものから激しいものまで色々あると思います。

真剣に練習をしている人なら、全体の練習の中で一つも痛みを感じずに終えられる方は、ほとんどいないと思います。

 

 

ちなみに、練習をする中で、このポーズの時に痛みを感じるのよね、、というのは当たり前のことだと思ってください。

アシュタンガヨガは、レベルに合わせて難易度が高くなるわけですから、体がどんどん強くなっていろんなポーズをできるようになっても、その人がその時にギリギリまで頑張らなければできないポーズがまた新しく出てくるので、常に「これ以上はきつい!痛い!」という状態に自分の身を置き、自分の心と体に向き合うという作業をし続けることになります。

ヨガとは、「どんなポーズでも呼吸を乱さない」練習

つまり、どんな痛みや苦しみに出会っても呼吸が乱れない「強さ」と「柔軟性」と「冷静さ」を保つ練習なのです。

 

そのためには、まずその現実を受け入れなければいけません。

 

「このポーズはきつい!苦手!痛い!」ということに対して、あなたはどんな反応をしますか?

1. 「これ嫌!したくない」と反発する(苦手なポーズをついスキップしてしまう)

2. 「これ嫌!でもやらなきゃ!」と反発しながらもなんとかやろうとする(呼吸が乱れる)

3. 「あ、これ嫌だなと感じている自分がいる」と思う(客観視する)

4. なんとも思わない(無の境地)

 

上記の中でどれが一番苦しいと思いますか?

そしてどれが一番楽だと思いますか?

1と2は苦しいし、3か4なら楽そうですよね!

でも口で言うのは簡単、実際はとても難しいですよね?^^

そう、難しいことだからちゃんと練習をしなければできるようにはならないのです。そして、この練習には、感覚的に一番わかりやすい「痛み」というものが必要なのです。

そのほかにも、息苦しさなどの肉体的苦痛や、慢心、恐れ、怠慢などを題材にして「どんな状況にも冷静さを保つ」ための練習をするわけです。


〜ヨガ初心者によくある話〜

あるポーズにAさんは痛みを感じ、Bさんは痛みなく楽にできているという場合。

Aさんは劣等感や痛みに対する嫌悪感を感じるかもしれません。

Bさんは優越感や、もっとできる!という高慢さが現れるかもしれません。

自分の状態を客観視できなければ、Aさんは練習が嫌になったり焦ったりして苦しい状況が続くかもしれません。Bさんは、周囲に疎ましく思われたり、やりすぎて怪我をしたりするかもしれません。

ヨガの練習に「比較」も「評価」も必要ありません。できないポーズができるようになることは、練習を続けていくための動機にはなるけれど、ヨガの目的ではありません。

人それぞれ、体が違うように、進むペースも得意不得意なことも千差万別。

大切なのは、何を感じ、何に気づき、どう変化していくのか。


そしてこの練習の成果は、普段の生活、人生そのものに必ず影響を与えます。

嫌なものに出会った時、自分がどう感じるか、何に気づくか、どう対処するか。

そうやって、みんながうまいことトラブルを回避しながら快適に過ごせるようになることが、「平和な調和」ってことなんだなあ、と改めて感じました。

 

さて、次の練習では、一体どんな感覚的刺激があるのか。

それをじっくり味わいながら、練習をしましょう。

低気圧による不調対策!自律神経を整えよう

「頭痛で目が覚めた」と思ったら、朝から雨・・・
なんてことはありませんか?

お天気によって体調が悪くなる、いわゆる「気象病」は、単なる気のせいではありません。

他にも、喘息の発作が出たり、古傷が疼いたり、めまいや耳鳴りがしたり、頭がぼーっとしたり、憂鬱になったり・・・人によって症状は様々ですが、影響を受けやすい体質というのはあります。

今回は、この気象病を通して、自律神経の乱れによって起こる弊害とその対策法について詳しく書いていきたいと思います。

気象病の主な原因は、急激な気圧の変化です。

人間の体は、気圧の変化にストレスを感じると、それに対処しようとして、自律神経が活発化します。

自律神経・・・内臓や血管を支配する神経
● 交感神経(内臓、血管、筋肉、汗腺を支配) ● 副交感神経(主に内臓を支配)
・血管を収縮し、心拍数を上げる(痛みを感じる) ・血管を拡張、心拍数を下げ、リラックスさせる(だるくなる)
「緊張型頭痛」
頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張し血流が悪くなり溜まった老廃物が神経を刺激して痛む
「偏頭痛」
脳の血管が急激に拡張して神経を圧迫し痛みを感じる

症状が出やすい時期=低気圧が定期的に通過する時期

  • 春や秋の季節の変わり目
  • 梅雨の時期
  • 台風シーズン など

その他の場合

  • 高層ビルのエレベーターの中
  • 飛行機の離着陸時

症状が出やすい人=耳が弱い人

内耳が気圧の変化や振動に敏感な人は、症状が出やすいと考えられています。
→気圧変化の情報が脳に伝わり、自律神経系を活発にして、交感神経、もしくは副交感神経が、過剰に活性化するのです。

“気象病”の予防はできます!

自律神経系のバランスを整える生活を送ることが大切です。現代は、ストレス社会。
緊張状態が長時間続くと、自律神経系が乱れます。

自律神経の働き

臓器 交感神経 副交感神経
涙腺 涙が出る
瞳孔 広がる(瞳孔散大筋) 縮む(瞳孔括約筋)
唾液腺 分泌(ネバネバ) 分泌(サラサラ)
気管支 拡張 収縮
心臓 心拍数を上げる 心拍数を下げる
胃・腸管 運動や消化液の分泌が低下 運動や消化液の分泌が上昇
膀胱(排尿) 抑制 促進
立毛筋 収縮(毛が立つ)
汗腺 汗が出る

自律神経の乱れの原因

多くの器官が交感神経と副交感神経の両方の支配を受けています。(二重支配)
そして、そのそれぞれが反対の作用をもたらして拮抗状態となり、健康を保つためのバランスをとっています。このバランスが崩れたり、調整がうまくいかないと、体調不良を起こすのです。

多忙、インターネットの普及による情報過多、寝不足、運動不足、食生活の乱れ・・・
交感神経が優位になる「働く時間」と副交感神経が優位になる「休む時間」のメリハリがなく、その切り替えのバランスがうまくできていないと、休みたい時にリラックスできなかったり、働かなくてはいけないのに、やる気が起きない・・・など、生活に支障が出てしまいます。現代社会というのは、ただでさえ、自律神経が乱れやすい状態なのです。

では、どうしたらそれを予防、改善することができるのでしょうか?

まずは、生活習慣の見直しを!

適度な運動、規則正しく適度な睡眠、体や内臓を冷やさない、動く時と休む時のメリハリをつける、夜寝る前にリラックスできる時間を作る、などで症状を緩和することができます。

自律神経のバランスが悪いと、免疫力も下がり、様々な病気を引き起こしやすくなりますから、まずは生活を整えて、意識的に自律神経系をコントロールするようにすれば、随分と緩和・改善されると思います。

ストレス解消しましょう!

人は、ただ生きてているだけでも、自覚しているものから自覚していないものまで大なり小なりストレスを抱えています。
無自覚な小さなストレスも、積もれば山となり、いずれ病気を引き起こしてしまいます。
そうならないように、日頃から、好きなことや運動をして定期的にストレスを解消しましょう!

ちなみに私の場合は、アシュタンガヨガを始めてから、このような不調がかなり緩和、解消されています。
体質も変わったし、毎日ヨガをすることでストレス解消されています。
ヨガをすると、自然と健康的・規則的な生活を意識するようになり、意識すれば、実際に生活が変わるのです。

皆さんも是非、アシュタンガヨガを始めてみませんか?

気象病、自律神経の乱れを予防、改善、緩和する方法

それと、今回は自律神経を整えるのに役立つ3つの動画を用意してみました

一つは簡単なヨガの体操、そして呼吸法、そして3つ目はセルフマッサージとなっています。
動画は全て、YouTubeチャンネルの再生リスト「お部屋でスッキリ♪[簡単ヨガ]で不調を改善」の中にこれから追加していきます。
どれも簡単にできるものですので、ぜひ試してみてください。

  • ・自律神経のバランスを整える簡単ヨガ体操
  • ・自律神経のバランスを整える簡単呼吸法
  • ・自律神経のバランスを整える簡単セルフマッサージ

自律神経のバランスを整える簡単ヨガ体操

自律神経を整える簡単ヨガ体操(動画)をご紹介します。

自律神経系の乱れは、前屈系、ねじりのポーズ、後屈系、深い呼吸によって整えることができます。だるいなと感じているときは、少し強めに呼吸をしたり、どこかに痛みを感じる時には、優しく深く呼吸をするように意識してみてくださいね!

自律神経のバランスを整える簡単呼吸法

この動画は、自律神経を整えるために自分でできる簡単な呼吸法を紹介しています。
片鼻交互呼吸というもので、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。
ストレスを感じていたり、寝ないといけないのに眠れないとき、仕事に行かないといけないのに、身体が重いときなどに、是非お試しください。

自律神経のバランスを整える簡単セルフマッサージ

自律神経を整えるためのセルフマッサージを紹介しています。
主に耳周りや頭を指圧していきます。
いつでもどこでもできるので、是非覚えて、頭痛や肩こりなど不調のあるときにお試しください♡

瞑想修行10日間(in ヴィパッサナー瞑想センター)の話

気づき・洞察の「ヴィパッサナー瞑想」とは

2013年2月、タイ北部のチェンマイでタイ式マッサージの勉強をしたことがあります。

(現在は、ほとんど施術をする機会もないのですが・・・)

私の持っているタイ式マッサージのテキストに、セラピストがマッサージを施す前の心の準備として行っている瞑想法が掲載されています。

それが気づきの瞑想「ヴィパッサナー」です。

 

私は当時、瞑想自体、具体的にどのようにすればよいのか、どのくらいの効果があるのかも知らず、ほとんど経験がありませんでした。

ある時、その気づきの瞑想「ヴィパッサナー」の実践法を教えてくれる瞑想センターが日本にある、と知人から聞きました。

ヴィパッサナー瞑想法は私の大好きなゴータマ・ブッダが実際に修行していたものだというのを聞いて、飛びついたのです。

教えてくれた知人も実際に「10日間コース」を受けており、非常に良かったとのことだったので早速申し込みをしました(3か月前から予約ができますが、すぐにキャンセル待ちになるほど人気があるセンターです。)。

気になる方は、webサイトをご覧ください。https://www.jp.dhamma.org/ja/

そして、念願叶って、2013年5月末から12日間京都の山の方にある瞑想センターへ行っておりました。

 

ヴィパッサナー瞑想法とは(ヴィパッサナー協会の資料から抜粋)

『ヴィパッサナーはインドにおける最も古い瞑想法のひとつです。長く人類の間で失われていましたが、2500年以上前に、ゴータマ・ブッダによって再発見されました。「ヴィパッサナー」とは、物事をあるがままに見ることを意味します。それは自己観察による自己浄化のプロセスです。まず、心を集中するために自然な息を観察します。そして鋭く研ぎすました意識を持って、心と体の変化するという性質を観察することへと進み、無常、苦悩、無我、という普遍的な真実を経験します。この直接の経験による真実の実現が、浄化のプロセスです。この道(ダンマ)は全て、普遍的な問題のための普遍的な解決法であり、いかなる組織的な宗教や宗派とも関係ありません。この理由から、この瞑想法は人種や階級や宗教と矛盾することなく、誰でも、いつでも、どこにでも自由に実践でき、また全ての人々に等しく有益であることが分かっています。』

  • 盲目的信心に基づく儀礼や儀式ではありません。
  • 知的な、あるいは哲学的な娯楽ではありません。
  • 静養、休暇、社交の機会ではありません。
  • 日常生活の大変さからの逃避ではありません。
  • 苦悩を根絶する技です。
  • 落ち着いてバランスの取れたやり方で緊張や問題に直面することを可能にする心の浄化法です。
  • 社会に役立つために使うことのできる生きる技です。

 

私は、実践法を習う以前から、ブッダ関連の本を読みあさっていたので、ブッダが解く真理や自然の摂理、起こる問題の全てが自分の内側にあること、人はどう生きれば良いのかという知識はありました。

その知識だけでも、自分の中の問題を自分の力で解決できたりと、実生活にかなりの変化がありました。ですが、知識だけあってもダメです。

ヨガがそうであるように、やはり実践をしなければ、突発的な何かが起きた時にうまく対処できないのです。

泳ぐ方法を知っていても、実際に泳ぐ練習をしなければ泳げないのと一緒です。

 

アニッチャ(無常)の理解の上で完璧な平静さを保つ

 

これだけでは、なんのこっちゃ分からないと思います。でもこれがヴィパッサナー瞑想の神髄です。

よくある例を使って、説明してみます。

 

(例)「粗雑で大きな音を嫌悪している人が、それを耳にすると怒りが湧く」という無意識の反応パターン

【 法則 】
瞑想実践前・・・「粗雑な音」→「嫌いな音」→「イライラ」
瞑想実践後・・・「粗雑な音」→「”嫌いな音”だと嫌悪感を抱いている自分」を観察→「怒りが消える」

これと瞑想がどのように結びついているかというと、こうです。

瞑想は目を閉じて同じ姿勢で長時間座ります。

30分もすれば、股関節から足をもぎ取られるような痛みと、どうにかなりそうな足の痺れなどの肉体的苦痛を感じます。

しかし、それでも動かずにあくまで平静にその感覚を観察し続けなければいけません。全身の神経を全身の感覚に集中させて、微かな感覚も、分かりやすい激しい感覚すべて同等にとらえるのです。

すべてのものは常に移り変わっている、生まれては消えていく「無常」を理解して完璧な平静を保ち観察し続けます。

そして、心に浮かんだ様々な妄想、想像、記憶、アイデア全てについても、肉体的感覚と同様に、あくまで平静に観察をし続けるのです。

「私は今、妄想をしている。集中できなくなっている。痛いと感じている。早く終わって欲しいと思っている。」というふうに。

その訓練を続けていると、4日目にはほとんどの生徒が1時間ずっと動かずに座っていられるようになります。そして最終日までには、微かな感覚と激しい感覚が混ざり合い、全身均一な感覚に包まれます

 

まずは、自分の体におけるどんな感覚も同一と捉え、そこに何の感情も結び付けない練習をすることで、身の回りに起こるどんな出来事も(嬉しいことも悲しいことも)、単なる事象としてそこに感情を結び付けずに、平静に判断・行動できるようになるという論理がそこにあるわけです。

 

とはいえ、これはそう簡単にできることではありません。

瞑想を毎日の習慣にして、集中力や洞察力を鍛えていかなければならないのです。

実は、アシュタンガヨガの実践の中で、「瞑想」というのは、上級者レベルに達して初めて実践を許されるほど難しいものです。

アシュタンガヨガの上級者レベルというのは、世界的にみてもそう簡単には辿り着けない段階です。

そこに至った人たちは、瞑想修行に打ち込める集中力と心と身体の強さを持っている人たちです。

そうでない人たちには、理解できない領域であるし、理解しているつもり、やってるつもりになって、さらに、できていると勘違いをして、おかしな方向に行ってしまったり、頑張ってやっても効果はなく、継続できずに終わる・・・というのが目に見えています。

 

ですから、瞑想云々、洞察力がどうの、という話は、私たちのような初級〜中級レベルの実践者にはまだ早い訳です。

 

最近それをつくづく感じています。

私にはまだ早い・・・と。

 

ですが、だからこそ、アシュタンガヨガの練習に打ち込める訳で、今はとにかく目の前にある課題に集中して、一生懸命日々練習をしていこう!と思うのです。

daily practice 「なぜ毎日練習」しなければいけないのか

その前になぜヨガをするのか、その目的をおさらいします。

ヨガの目的

自分の心と体を自由にコントロールできるようになること

ですよね。

秤のポーズ utplutihi ウップルティヒ

 

 

感情に振り回されず、起きる出来事に客観的冷静に判断・行動できれば、様々なトラブルを避けられ、心も体も安定して落ち着いていられるわけです。

 

「起きる出来事に客観的冷静に判断」というのは、どうやってするのか?

 

例えば、何か自分が嫌だな〜、と感じるような出来事が起きた時。

「怒っちゃダメダメ!我慢我慢!」と怒りを抑える・・・のではありません。

考え方としては、

「この出来事も感情も、いずれは通り過ぎていくもの」という風に捉えて、そこにいつまでも執着しない

という感じです。

 

そうすれば、その怒りに任せてその対象を攻撃することもありません。

(これを「良いパターン」と名付けます。)

 

逆に、攻撃すれば、その時はスッキリしたような気がしますが、心は決して晴れません。それどころか、何度も繰り返し思い出して、怒りのトラウマを積み重ね続けることになります。

(これは「悪いパターン」

 

「良いパターン」を何度も繰り返すことで、自分が「怒り」を発生させる原因に対する反応もどんどん小さくなっていき、いずれ、「怒り」自体発生しなくなるというのです。

 

でも、これが真理・真実だと知っていたとして、実際にやろうとしても、はっきり言って実現は無理です。そんなに簡単なことではないからです。

 

だから、「daily practice」、毎日アシュタンガヨガの練習をする必要があるのです。

毎日練習をしていると、

「今日は調子が良かった」とか「できないことができた」と嬉しいこともあれば、

「昨日できたのに今日はできなかった」「きつくて体が動かなかった」と、モヤモヤする・・

といった変化が、大なり小なり常に起こっていることに気がつきます。

 

時々しかやっていないと、些細な変化には気づきにくいです。

それに、日常的に「全ての物事が常に変化し続けている」ことへ意識を持ち続けている人というのは、社会から離れた修行者くらいのもので、普通の人にはできません。

そして、「昨日できたことが、今日はできない」という変化が、当たり前だと気づく

そういう変化が当たり前だと知れば、そのうち

いちいち「難しいことができた!」と心浮かれることもなく、

「今日はできなかった・・」と落ち込むこともない。

つまり、心の浮き沈みが段々小さくなっていき、ちょっとやそっとでは動じないたくましい心と体になっていくのです。

 

そしてこれが、日常生活にも影響を与えます。

わかりやすい例で言えば、

「臨時収入が入った!!と、浮かれて、大きな買い物をしてしまい、給料日までギリギリ生活・・・」

とか、

「嫌なことがあって、自棄食い、自棄飲みして、悲惨なことに・・・」

とか、

一時の感情に振り回されて、自制心を失い、後悔するような行動を取ることが無くなります。

 

ちなみに、

このような理屈を知ると「真理」を理解したような気になりますが、実際に心と体を使って練習をし、自ら体験しなければ、本当に理解していることにはならないし、役に立ちません。

でも、ヨガの練習を毎日繰り返すことは、心と体をコントロールするトレーニングをしているのであって、たとえその真理を理解していなかったとしても、自分の生活に実際に役立てることは、できるんです。

当たり前ですが、その練習をしなくなれば、コントロールできるようにはなりません。


さて、では私たちは、毎日ヨガの本来の目的「自分の心と体を自由にコントロールできるようになること」を意識しながら、練習をしているでしょうか?

初級者から中級者の場合、それを意識しながら練習をしている人は、ほとんどいないと思います。

まだその域に達してない、からです。

初級者から中級者は、

「もっとできるようになりたい」「体を強くしたい」「気持ちがいい」

という、単純な欲求が原動力となっていて、それが強ければ強いほど、毎日のように練習をします。

そして上級者になれば、今度は、その欲求(エゴ)を手放し、さらに内観を重視する練習をするようになります。

 

かくいう私も、まだまだエゴを手放せる領域にいません。

先に進みたいという気持ちと、まだこの領域でじっくり修行したいという気持ちとの間で揺れています^^

その感覚もなんとかバランスを取ろうとしていて、ヨガっぽいなあと思っています。

皆さんは、いかがですか?

自分に置き換えて考えた時、どんなことを感じるでしょうか?

何か発見があれば、ぜひ教えてくださいね。

 

アシュタンガヨガで使用するのにオススメのヨガマット

アシュタンガヨガを始めてみよう!と思ったら、まずはヨガマットを買いましょう。

ヨガマットがあれば、いつでもどこでもヨガの練習ができるし、モチベーションも上がりますよ!

「でもどんなものを買えばいいかわからない・・・」

という方に、ヨガマットの選び方おすすめのヨガマットについてまとめてみましたので、

是非、参考になさってくださいね!


色やデザインは、それぞれの好みによるところなので、以下の4つのポイントに絞って説明させていただきます。

大きさ

【大きさについて】

一般的なサイズは、長さ180cm×幅60cm

アシュタンガヨガのようなアクティブなヨガをする方や、背の高い方、男性など体の大きい方には、小さく感じるかもしれません。

そういった場合は、長さ200cm以上×幅65cm以上の、一回り大きなサイズのマットもあるので、安心してください。

 

【厚みについて】

ヨガの種類や持ち運びの有無などによって、使い分けると良いです。

  • 持ち運びに便利な「1〜2mm」
  • 置きマットにもトラベルにも両方使える「3mm〜5mm」
  • 置きマット専用が無難な「6mm以上」

 

【重さについて】

マットの重さは、1kg〜4kgと、こちらも用途によって使い分けると便利です。

旅先で使うなら、当然軽い方がいいし、自宅だけで使用するなら、よれたりずれたりしない重量感のあるものが使いやすいです。

 

【素材について】

TPE(ThermoPlastic Elastomer)=熱可塑性(ねつかそせい)エラストマー

比較的新しく開発された素材で、ここ最近はヨガマットに使用されることも増えてきたようです。リサイクルできるエコな素材で、軽量においも気にならず水洗いできるので、清潔です。

熱に弱いので、暑い車内などに置きっ放しにしておくと、マットが癒着してしまうのでご注意を。

 

天然ゴム / 合成ゴム

高いグリップ力弾力性が特徴のマットで、アシュタンガヨガのようなアクティブなヨガをする方に人気があります。天然ゴムは耐久性も高く環境にも優しい素材です。

ただし、天然ゴムは水洗いやアルコール消毒ができません

手入れを怠ると、弾性が失われ消耗が早くなります。重たいので持ち運び用にも向いていません。

 

PVC(PolyVinyl Chloride)=ポリ塩化ビニール

以前からヨガマットの素材として多く採用されていた素材で、安価なものから高価なものまで幅広く使用されています。クッション性もあり安定感がありますが、安価なものだと、汗で滑りやすく脆いものもあります。

 


アシュタンガヨガに向いているマット

筆者がこれまで使ってきて、良かったもの、お勧めのものを紹介いたします。

(独断と偏見によるところが大きいですが)

 

 

長く続けていきたい方にはこれが絶対おすすめ!

 

何と言っても「一生もの」と言われるManduka(マンドゥカ)のブラックマット

定価:18,900円

世界中を見てもアシュタンギーのManduka使用率は高いと思います。

プロ仕様の「ブラックマット」はとても有名ですよね^^

私も使っていますが、重たいのでスタジオ用置きマットにしています。

また、背の高い方、男性などには、長さ216cmも幅6.6cm(定価:22,680円と、さらに大きいものもあるので参考にして見てください。

 

また、ブラックマットは高価ですが、そのほかにも1万円以下のものもあるので、ヨガ歴や使用する頻度などに合わせて、ちょうど良いものを選べばよいかと思います。

初心者でもMandukaのマットを持っていると、「お!」と思われること間違いなしです。

 

 

jadeyoga(ジェイドヨガ)

私が以前、2本目のヨガマットとして購入したことがあるこのヨガマットは、天然ゴム製でグリップ力が強く滑りにくいです。

1本販売する毎に一部が植林活動に寄付されるエコ活動も行っていて、人気のあるマットです。

ハーモニー・プロフェッショナル(レギュラー)

定価: 13,000円

 

こちらはトラベルマットとしても使用できる持ち運びに便利なウェルカムヨガマットです。

定価: 7,344円

超軽量で、厚みもそこそこあって、金額もお手ごろ

初心者から中〜上級者まで、スタジオにマイマットを持っていきたい方、遠方で行われるヨガのワークショップなどに参加したい方、旅先でも重宝するヨガマットです。

 

予算少なめ、持ち運び重視ならこれで間違いなし!

そして、もう一つトラベルマットとして重宝しているのが、「ハガーマガー」。

縦:173cm×横幅:61cmと大きさはやや小さめで、厚みは2mmの超薄マット。折りたたんで運べるので、大き目のザックやバッグに入れられます。

値段もお手ごろ価格で使い勝手が良かったので、なぜか4本も持っています。

定価: 6,500円

そのほか、ヨガマットを取り扱っているブランドはこちら

 

yoga works(ヨガワークス)

1987 年にアメリカ・カリフォルニア州で生まれたヨガのスタジオ「ヨガワークス」。比較的安価なものもあり、初心者〜買いやすいマットです。

 

suria(スリア)

日本のヨガウェアブランドとしてもおなじみのスリア。シンプルで上品なデザインが多い。天然ゴムのものがおすすめ。

 

prana(プラナ)

アメリカのヨガウェアブランド。ヨガマットは厚さ、サイズのバリエーションも豊富。

 

aumnie(アムニー)

カナダのヨガウェアブランド。最近ここのウェアを着ている方をよく見かけますが、かっこいいデザインのものが多いです。

 

easyoga(イージーヨガ)

ヨガ雑誌など、メディアでもよく見かける有名なブランド。ウェアやマットのほか、様々なヨガ関連商品を開発していて、面白いです。

 

chacott(チャコット)

元々はバレエの老舗ブランド。ヨガ関連商品も展開しています。綺麗な色やデザインのものが多い。

 

 

 


いかがでしたか?

ぜひ参考にしてみてくださいね!

ヨガをするなら、タバコをやめるべきですか?

、、、という質問について。

もちろん、ヨガをするしないに関わらず、そしてそれがタバコに限らず、体に悪いことはしないほうがいいです。

やめられるものなら、すぐにでもやめたほうが良いです。

でも、一番良くないのは、

「やめたいのにやめていない」という心と行動が矛盾した状態にある

ということではないかな、と思います。

だから、

タバコ吸いながらヨガをし続けて、自然とタバコを吸いたくなくなるのを待つ

しかないんじゃないかな、、と思います。

 

「ヨガの八支則」の中に、ヤマ(禁戒)ニヤマ(勧戒)という、日常生活の心得のようなものがあります。

ヨガの実践を効果的に行い、より良い生活を過ごすためには、このヤマとニヤマを無視することはできません。



ヤマ(禁戒)してはいけないこと

①アヒムサー(Ahimsa)
非暴力。不殺生。行動、言葉、思考において他者や自分に暴力を振るわない。

②サティヤ(Satya)
嘘をつかない。

③アスティヤ(Asteya)
盗まない。他人の物、時間、信頼、権利、利益なども含む。

④ブラフマチャリヤ(Brahmacharya)
禁欲。

⑤アパリグラハ(Aparigraha)
貪らない。執着しない。

 

ニヤマ(勧戒)守ったほうが良いこと

①シャウチャ(Saucha)
清浄。心身を常にきれいな状態に保つ。

②サントーシャ(Santosha)
足るを知ること。

③タパス(Tapas)
苦行。困難を乗り越えようとする。

④スヴァディアーヤ(Svadhyaya)
読誦。聖典、バイブル、マントラ、名著、人格者が書いた本、本質的なことが書かれている本などを読む。

⑤イシュワラ・プラニダーナ(Ishvarapranidhana)
祈念。万物に対して、感謝、献身的な心を持つ。

 

これで言うと「タバコをやめたいのに吸うこと」は、以下の項目に反していると言えます。

<ヤマ>
①非暴力→ × → 
体に悪いことをしている
②嘘をつかない→ × → 心と行動に矛盾がある
⑤執着しない→ × → 吸いたいという欲に縛られている

<ニヤマ>
①心身を常にきれいな状態
に保つ→ × → ニコチン、タールなどの体に悪い物質を摂取
②足るを知る→ × → 吸っても吸っても吸いたくなる

 

特に、「やめたいのに吸う」という矛盾した行為は、「罪悪感」を生み、それによって自分への「嫌悪感」や「怒り」も生まれます。

それは、何をしていてもずっと心にしがみついて離れない苦しみの原因となるのです。

苦しみを抱えていては、何をやっても100%楽しめない、幸せとは言い難いですよね、、、やはり、ちゃんと向き合って手放したほうが賢明です。

 

肩の力を抜いて、実験と思って色々試してみてはいかがでしょう。

タバコを吸っていたら重たい体が、吸わなかったら軽かった!とか、

ヨガの練習をした後、心も体もスッキリして、吸いたい気持ちにならない!とか、

味覚がや嗅覚が敏感になるので、タバコが不味くなった!とか。

色々な感想が出てくると思いますよ。

そういう「吸わないことで起こる素敵な実体験(非喫煙者には普通のことですが)」が、もしかしたらやめるきっかけになるかもしれません。

忙しい時こそ、アシュタンガヨガでリフレッシュ!

実はここ数日、長時間のパソコン作業で、心身ともにあっぷあっぷして疲弊してました^^;

二日くらい、練習もまともにできていなかったので、避難するかのごとく、今朝はマイソールクラスに行ってきました。

二日も休んだのに、体が動く動く!

「待ってました!!!」と心と体が騒いでました。

疲労物質など毒素が溜まっていたのか、いつも以上に汗ボタボタ・・・。

呼吸とともに血液の流れが盛んになって、酸素や栄養が行き渡り、老廃物がどんどん出ていく。

いやあ、たまらなく気持ちよくて、終わった時の爽快感たるや!という感じ。

その時の私の気持ちを表すとこんな感じ「サイコー!!!」

 

アシュタンガヨガは間違いなく、疲れた心と体を癒す特効薬です。

続けていれば、免疫も高まり強くなるし、ハツラツとして仕事もやる気になります!!

これは、実践者みんなが体感していることです。

遠いけど、通っているスタジオがあるという幸せ・・・。

 

実は私の住む那珂川市で、アシュタンガヨガを教えているのは、私だけです。(他にもいれば教えてください。一緒に活動したい。)

福岡市・・・、いや、九州・・・、

いや、全国・・・、

いやいや、全世界にはアシュタンガヨガを教えている人がたくさんいます!!

 

那珂川市には、個人で教室を開いている方はたくさんいらっしゃいますが、まともなヨガスタジオがありません。

こんなに素晴らしい特効薬があるのに、知らないなんてもったいない!

だから広めたいんですよね。

私はここ、那珂川市で。

そしてそれは必ず、何かを変えるきっかけになるはずです。

 

さて、私が最近しんどい思いをして準備を進めているのが、これです。

プロジェクトの詳細はこちら

 

詳しくは、上記のページを読んでいただきたいのですが、

初めてのクラウドファンディング。初めてのパトロン!

 

正直今朝まで、とっても不安でした。

ちゃんと伝わってるかな・・・賛同を得られるかな・・・と。

 

でも、こうやって、支援してくださる方の気持ちが見えたら、

「あ〜〜!やってよかった!」と思えるんですね。

嬉しくてドキドキしました^^

 

この気持ちを、素晴らしいアシュタンガヨガを”伝える”という形で、お返ししていけたら、これほど幸せなことはないです。

みんなが元気になるように。

 

期日は、今月末までです!

是非、ご支援のほど、よろしくお願いいたします!!!

アシュタンガヨガの伝統的な練習方法について

ヨガは、年齢や健康状態に関わらず、誰でも練習ができるものです。

もちろん、持病があったり高齢であれば、若い健康な人とは異なる方法で練習をすべきであり、また、それぞれの生徒の生活に適したペースで指導されなければならないものです。

基本の練習方法

全ての生徒が、初日にはスリヤナマスカラAと最後のポーズであるパドマーサナで深い呼吸を行い、シャバーサナで10分程度休憩をとり練習を終えます。

二日目は、スリヤナマスカラAの後、Bを行い、パドマーサナでの深い呼吸と10分程度のシャバーサナを行います。

その後、スリヤナマスカラAとBを正確に行えるようになってきたら、一つずつスタンディングのポーズを追加していきます。

生徒の年齢や、能力にもよりますが、だいたい毎日練習をしている人なら、3ヶ月もあればプライマリーシリーズを全て行えるようになります。

練習を行う上で大切なこと

様々なアサナを習得し先に進んだとしても、練習をする際は、必ずスリヤナマスカラと最後のパドマーサナ、シャバーサナを含めなければなりません。

このような伝統的な方法でヨガを学ぶことは、どのレベルの生徒に対しても大きな利益をもたらします。

アシュタンガヨガを毎日練習すれば、自分自身の理解は深まり、メソッドも熟達、その効果はどんどん大きくなっていきますが、これを達成させるためには、決して焦らずゆっくりと献身的かつ辛抱強くアプローチすることが最良です。

参考:Traditional and Guided Classes

 

Traditional Method

もう太らない!心と体のコントロールは小さな振り幅のうちに行おう

もう随分、長いこと行ってないなあ、、レッスン。

うん、わかるわかる。

私もヨガを始めた頃は、ほとんど自宅で自己流に練習していたため、スタジオには行ったり行かなかったり。気が向いたら気分転換に・・・というのが当たり前でした。

そして寒い季節にはどうしてもスタジオから足が遠のき、自宅での練習もほとんどしなくなり・・・。ヨガから離れてしまうと、食生活もダラダラして、体重が増えます。体はどんどん重たくなって、鏡に映る自分の姿を見てがっかり・・・というようなこともありました。

そして、少し暖かくなってきた頃にやっと、重たい腰をあげる。夏に向けてどんどん体重を落として、秋から冬の間にまた体重を増やしてしまう。

かなしいことに、冬と夏で体重差7〜8キロは当たり前でした。

2006年からアシュタンガの練習を始めて、2019年のこれまでの間、その前半はこの繰り返しだったような気がします。^^;

後半は、スタジオ通いや指導者養成を受講するなどしてもっと深くヨガに取り組んできたので、自然と「daily practice」を実行できるようになってきました。そして現在は毎日のように練習をし、週に3〜4日はスタジオの先生の元で真剣に練習しています。

体重の増加もほとんどなくなり、体型も変わらないどころか年々締まってきているように思います。

 

その秘訣は、運動し続けることはもちろんですが、例えば食べ過ぎない意識、食べ過ぎたとしても翌日すぐに戻す意識というものを常に持ち、心と体のコントロールを小さな振り幅内で行うことだと思っています。

そうすれば、毎日のようにダイエットのことを考えてはストレス溜めて、またやけ食い!!のようなことにもなりにくいのです。

私の場合、ヨガを休んで太ってしまっても、アシュタンガの練習を毎日のようにすれば暖かい季節なら1ヶ月〜2ヶ月で7〜8キロ落ちることがわかっています。

それくらいきつい練習ですが、daily practiceで実践しているアシュタンギーにとっては生活習慣の一部で、楽しくて幸せな時間なのです。

楽しくて、もう太らないって、太りたくない女性にとってはめちゃくちゃ心強いじゃないですか?

もうすぐ41歳になりますが、これまでの人生の中で今が一番、体力もあり、筋力のバランスも整い、心も体も変動が少ない、振り幅の少ない生き方ができています。

それもこれもアシュタンガヨガのおかげ。

さあ、重たい腰をあげて、一緒に練習しましょう〜〜〜〜!!!


アシュタンガヨガ初級クラス

毎週 月・水・金・土の午前中に実施しています。
詳細はスケジュールをご確認ください。

お問い合わせ
info@sumsuun.com 
松本まで。

Sharath Tokyo 2018 WSに参加してきました

私にとって、今年最後の最大イベントは、KPJAYIのディレクターであるR.シャラート・ジョイス師によるアシュタンガヨガ・インターミディエイトシリーズ三日間のレッドクラスでした。

https://www.sharathjapan.com/site

インド・マイソールで現在行われている伝統的なシークエンス、アーサナ、シャラート先生のカウントを、国内にいながら体験することができて本当に幸運です。

私の今の環境では、インドまでは行くことができませんが、東京なら娘も連れて行ける!ということで、リリース後即申し込みをしました。

国内であっても、様々な理由で来れなかった方がたくさんいらっしゃると思います。ですから、この機会に行かせてくれた家族に心から感謝しています。ありがとう。

本場インド・マイソールでの伝統的な練習では、出来ないアーサナがあればそこで制止され、その先には進めません。

今回のインターミディエイト (中級)シリーズレッドクラスの場合、足を頭の後ろにかけるエーカパーダシルシアーサナ以降を練習している人しか参加できず、それ以降も出来ないアーサナが出てくればそこで終了、後方に下がって見学となります。

 

ただでさえ長いカウントでアーサナやヴィンヤサがハードな中、厳しいチェックが入り、試験のようなプレッシャーがありました。

 

誤解のないように強調したいのですが、ヨガの実践において重要なのは、常に安定した精神状態(呼吸)で練習し続けられること、であって、難しいアーサナをとること自体ではありません。

「ヨガはサーカスではないので、飛んだりまげたりねじったり、後屈したりハンドスタンドしたりできればそれでいいわけではないのです。(シャラート師)」

グルジをはじめとする熟練した指導者は、生徒を見て一瞬で、普段どのような練習をしているのか、今この瞬間の自分と向き合っているか、集中しているか、を見抜き、そこで制止するか否かを判断されているように思います。

たとえ普段の練習で、アドバンス(上級)シリーズなど難しいアーサナを練習していたとしても、です。

今回、私はなんとか最後までやり遂げることができましたが、100人くらいいる参加者の半数近くが、途中で制止されていました。

 

さて、ヨガは数千年前から「parampara パランパラ」という、師から弟子へと受け継ぐ方法で世界中のヨギーたちへ伝えられてきました。

参考記事

http://akiashtanga.com/parampara/?lang=ja

教えることをしている人は当然ですが、全ての実践者(プラクティショナー)は、何年も純粋さを保ちながら修練を続けていかなければ、ヨガの本当の意味を見失ってしまいます。

ですから、正しく導いてくれる先生(ヨガを熟知し、長年練習を積み、グルジ達の系譜に連なる人)の元で、献身的に学ぶことがとても大切です。

その先生が自分の練習を見て、そこでストップ、というなら、まだ心と体の準備ができていないということです。

あるアーサナが完璧でなくても、心と体の準備ができていると先生が判断するなら、その先に進ませることもあるかもしれません。

先生は常に、体だけでなく心も見ています。

今回の三日間のシャラート先生によるハードな練習とカンファレンスを通して、アシュタンガヨガを正しく実践するための土台となるものをまた改めて確認できました。

二日目のカンファレンス。アシュタンガヨガの実践において大切なこと、質疑応答など

これからも益々練習に励み、数年後には家族と一緒にマイソールへ行ってグルジの元でヨガの修行をする!というひとつの目標ができました。

自分の練習を深めたいだけでなく、正しく純粋なヨガをたくさんの人に伝えたいとも思うからです。私はアシュタンガヨガの叡智に溢れたシステムが大好きだし、その素晴らしさや恩恵をただただ後継したいのです。